日本恒生ソフトウェア株式会社の中国の親会社である恒生電子股フェン有限公司は、このたび、中国銀聯股フェン有限公司(本社:中国上海/以下中国銀聯)から銀聯カードオンライン決済プラットフォーム(「CUPSecure」)を受注しました。
CUPSecureは、中国銀聯が提供している銀行カード決済ネットワークのオンライン決済部分と相当しています。2006年に、中国銀聯はネット決済のニーズに答え、従来のPOS決済に加え、オンラインでネット決済ができるようにCUPSecureをリリースしました。 今回、恒生電子が受注したのは、「CUPSecure」のフェーズⅡの1期開発となり、システムの要件定義から、設計、開発、テスト、データ移行、および運用保守までの全般開発業務を含んでおります。主に
1) CUPSecureの最適化、改修、以降拡張
2) CUPSecureのシミュレーションソフトウェア
3) CUPSecureの導入APIと開発キット(決済機構向け)
4) CUPSecureのハードウェアとソフトウェアのバージョンアップ
から構成されます。
恒生電子は、中国最大の金融ソリューションプロバイダーとして、銀行業界の開発実績が豊富で、CMMI4に準拠した開発プロセスを社内に徹底しており、さらに、長期間に渡って中国銀聯のシステム開発に携わる良好な協力関係から、今回の受注に至りました。また、今回の作業に先立ち、2010年1月に中国銀聯より「優秀パートナー」と評価され、メダルを贈与されました。 また、日本恒生では、2009年6月に中国銀聯の子会社である銀聯電子支払(略称Chinapay)と業務提携し、Chinapayの国際オンライン決済サービスを日本で販売、導入技術サポート、および運用支援を展開しています。